ライヒ=ラニツキ(その他表記)Reich-Ranicki, Marcel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ライヒ=ラニツキ」の意味・わかりやすい解説

ライヒ=ラニツキ
Reich-Ranicki, Marcel

[生]1920.6.2. ポーランドウウォツワウェク
[没]2013.9.18. ドイツ,フランクフルト
ドイツの文芸評論家。第2次世界大戦中,ユダヤ人の両親はナチスの強制収容所で殺害されたが,妻とともにワルシャワ市街の家庭にかくまわれナチスの手から逃れることができた。戦後一時期,ロンドンでポーランド政府の情報部に勤めた。のち反体制文化雑誌に寄稿し,ポーランド政府より執筆禁止処分を受け,1958年ドイツ連邦共和国(西ドイツ)へ移住。1960年から『ツァイト』誌で文芸批評,1973~88年新聞『フランクフルター・アルゲマイネ』の文芸部長を務める。苛烈な批評で知られ,ドイツ批評界の「法王」Literaturpapstと呼ばれた。主著『西と東のドイツ文学』Deutsche Literatur in West und Ost(1963),『ドイツの文学的生活』Literarisches Leben in Deutschland(1965),『トーマス・マンとその一族』Thomas Mann und die Seinen(1987)。2002年ゲーテ賞を受賞。

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