ラウターブルンネン(その他表記)Lauterbrunnen

デジタル大辞泉 「ラウターブルンネン」の意味・読み・例文・類語

ラウターブルンネン(Lauterbrunnen)

スイス中部、ベルン州ベルナーオーバーラントにある観光保養地。ラウターブルンネン谷の谷底に位置する。高さ300メートルものU字谷断崖が迫り、シュタウプバッハの滝トリュンメルバッハの滝をはじめ、多くの滝があることで知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラウターブルンネン」の意味・わかりやすい解説

ラウターブルンネン
らうたーぶるんねん
Lauterbrunnen

スイスのベルナー・アルプス山中にある観光・保養地。人口2683(2001)。かつての氷河によって深く刻まれたU字形のラウターブルンネン谷の谷底にあり、標高796メートル。南にはブライトホルン山(3782メートル。ワリス・アルプスにも同名の山がある)が間近に望まれ、東へユングフラウメンヒアイガーの山々が続く。切り立った谷壁を多くの滝が落下し壮観である。なかでもゲーテの詩に歌われたシュタウプバッハの滝は300メートルの落差をもち有名である。

[前島郁雄]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラウターブルンネン」の意味・わかりやすい解説

ラウターブルンネン
Lauterbrunnen

スイス中部,ベルン州の南部にある町。インターラーケンからアイガー,ユングフラウへ向う途中にある景勝地。町の上部にある 300~400mの岩壁で囲まれたラウターブルンネン (清らかな泉の意) 谷は特に,アルプスを下る多数の渓流とシュタウプバハ,トリュンメルバハなどの滝の美しさで有名。ユングフラウ,メンヒなど,ベルナーオーバーラントの山々を目の前にする位置にあり,登山電車が各地に通じ,観光,保養,スキーなどの客で一年中にぎわう。人口約 3500。

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百科事典マイペディア 「ラウターブルンネン」の意味・わかりやすい解説

ラウターブルンネン

スイス南部の町。インターラーケンの南約10km,ユングフラウ北西麓,標高800mにある観光・保養地。シュタウプバハ,トリュメルバハなどの滝が有名。約3000人(1993)。

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