ラスタット条約(読み)らすたっとじょうやく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラスタット条約」の意味・わかりやすい解説

ラスタット条約
らすたっとじょうやく

スペイン継承戦争終結のため、1714年上ライン地方のラスタットRastattで、ドイツ皇帝カール6世とフランス王ルイ14世との間に結ばれた条約。前年締結されたユトレヒト条約に皇帝が参加しなかったため、この処置がとられた。カール6世はフェリペ5世のスペイン王位継承を認め、ランダウ、ストラスブール、エルザス(アルザス)のフランスへの帰属と、フランスとの同盟のためにその地位を追われたバイエルンとケルン両選帝侯の地位回復を承認。代償として本国以外の全スペイン領(ネーデルラント、ミラノ、トスカナ、マントバ、サルデーニャ)をハプスブルク家領として、フライブルク、ケール、アルトブライザッハを帝国領として獲得した。

[岡崎勝世]

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