現代外国人名録2016 「ラッセルメイル」の解説
ラッセル メイル
Russell Mael
- 職業・肩書
- ミュージシャン
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1953年10月5日
- 出身地
- カリフォルニア州ロサンゼルス
- グループ名
- グループ名=スパークス〈Sparks〉, 旧グループ名=ハーフネルソン〈Halfnelson〉
- 経歴
- 父は画家。音楽活動を始める前はモデルなどもしていた。当時勢いのあった英国のロックに傾倒し、1970年大学の音楽仲間アール・マンキーや実兄のロン・メイルらとハーフネルソンを結成、ボーカルやギターを担当。’71年トッド・ラングレンのプロデュースによるアルバム「ハーフネルソン」でデビュー。間もなくバンド名をスパークスに改め、アルバム「ア・ウーファー・イン・トゥイーターズ・クロージング」を制作するが、商業的な成功は得られなかった。のち英国に渡り、’74年メンバーを入れ替えてグラム・ロックに接近したアルバム「キモノ・マイ・ハウス」が全英チャート4位にランクイン。英国では「恋の自己顕示」(’74年)、「スパーク・ショー」(’75年)の2枚のアルバムを制作し、シングルもヒットしたが、’76年郷里のロサンゼルスに戻り、米国的なサウンドに回帰した「ビッグ・ビート」を発表。’79年兄とのデュオとなり、ミュンヘン・ディスコの立役者ジョルジョ・モロダーをプロデューサーに迎えてアルバム「No.1 In Heaven」をリリース、コンピューターによる打ち込みを多用するなどテクノポップ・ブームを先取りしたサウンドで高い評価を得た。その後は兄とのデュオを中心としたバンド形態に戻ってコンスタントにアルバムを制作し続け、時代に即しながら個性的なサウンドを追求する。一方で映画音楽も手がけ、’98年には兄とツイ・ハーク監督、ジャン・クロード・バン・ダム主演の映画「ノック・オフ」の音楽を担当。2001年初来日、以後フジ・ロック・フェスティバル出演などでたびたび来日。2008年には21枚目となるアルバム「Exotic Creatures Of The Deep」を発表、それに合わせて一夜に1枚ずつの計21夜、ファーストアルバムから順番に過去作をアルバムの曲順そのままに演奏する特別コンサートをロンドンで開催した。2013年長いキャリアの中で初の公式ライブ盤「Two Hands,One Mouth:Live in Europe」をリリース。他のアルバムに「ターミナル・ジャイブ」「弱い者いじめ」「官能の饗宴」「プレイジャリズム」「ハロー・ヤング・ラバーズ」などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報