ラモス=ホルタ(その他表記)Ramos-Horta, José

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラモス=ホルタ」の意味・わかりやすい解説

ラモス=ホルタ
Ramos-Horta, José

[生]1949.12.26. 東ティモール,ディリ
東ティモールの政治家。大統領(在任2007~ ),首相(在任2006~07)。独立運動の対外的スポークスマンとして活躍した。父はポルトガル人で,母はティモール人。ポルトガル植民地時代に独立運動に加わり,当局によりモザンビークへの亡命を余儀なくされたが 1972年に帰国東ティモール独立革命戦線 FRETILINの設立に参加した。1975年インドネシア軍の侵攻直前に国外に脱出し,ニューヨークで FRETILINの国際連合代表となる。以来オーストラリアシドニーを拠点に国際社会に理解と支援を求める活動を続けた。1996年東ティモールのカトリック教徒の精神的支柱となっていたカルロス・フィリペ・シメネス・ベロ司教とともにノーベル平和賞(→ノーベル賞)を受賞した。2002年東ティモール独立後の新政権で初代外務大臣に就任,2006年首相となり,2007年大統領選挙で圧勝して第2代大統領の座についた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android