ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラレー」の意味・わかりやすい解説
ラレー
Larrey, Dominique-Jean, Baron
[没]1842.7.25. リヨン
フランスの軍医。ツールーズの外科医学校で外科学を学び,ナポレオン軍の軍医としてエジプト遠征をはじめ,各地に参戦 60回,戦傷3回。この間に野戦移動病院を創案,実施した。上腕骨切断の手術法や包帯法を考案し,近代軍陣外科学の創始者といわれる。 1802年にはトラコーマが接触感染で起ることを指摘,12年にはざんごう足について最初の報告を行なった。
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