ランコウシ(読み)らんこうし

日本歴史地名大系 「ランコウシ」の解説

ランコウシ
らんこうし

漢字表記地名蘭越」のもとになったアイヌ語に由来する地名。当地一帯は近代に入って蘭越らんこし村に包含された。仮名表記は「ランコウシ」(「蝦夷人物誌」、板本「西蝦夷日誌」など)のほか「(ら)んこし」(東蝦夷地場所大概書)もある。松浦武四郎は千歳から千歳川をさかのぼってランコウシに着き、「昔時十余軒有。当時六軒」と記す(廻浦日記)玉虫「入北記」によるとランコウシ村のアイヌは六軒・人別二九(男二二・女七)であった(安政四年九月一四日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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