現代外国人名録2016 「ランスアームストロング」の解説
ランス アームストロング
Lance Armstrong
- 職業・肩書
- 元自転車選手
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1971年9月18日
- 出生地
- テキサス州
- 本名
- Armstrong,Lance Edward
- 受賞
- ジェシー・オーエンス賞〔2000年〕,ローレウス・スポーツ賞(カムバック賞,第1回)〔2000年〕
- 経歴
- トライアスロンの米国王者から、1992年プロの自転車選手に転向。’93年世界選手権のロードレースで優勝。’96年ツール・ド・デュポンで世界ナンバー2のロミンゲルらを破って2度目の優勝。同年5月のツール・ド・フランスは気管支炎で途中棄権、7月のアトランタ五輪は12位。10月進行性の睾丸がんと診断され、闘病生活に入る。’99年ツール・ド・フランスで初の総合優勝を果たし“奇跡の復活”と称えられた。2000年シドニー五輪個人ロードタイムトライアルで銅メダルを獲得。2004年ツール・ド・フランスで史上初の総合6連覇を達成。同年アテネ五輪代表に選ばれるが、出場を辞退。2005年ツール・ド・フランス7連覇を花道に一旦、第一線から退いた。2008年現役復帰を表明し、2009年4年ぶりにツール・ド・フランスに参戦、総合3位。2010年も出場し、タイムトライアルと山岳ステージで強さを発揮した。その後、ドーピング違反で国際自転車連合(UCI)から永久資格停止処分を受け、1998年8月以降の全成績を抹消される。2013年1月には国際オリンピック委員会(IOC)がシドニー五輪個人ロードタイムトライアルの銅メダルを剥奪。著書に全米でベストセラーとなった「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」がある。競技生活の傍ら、1997年泌尿器系のがん撲滅を目指すランス・アームストロング基金を設立。チャリティー自転車レース主催のほか、自らの経験をインターネットを通じて発信するなど、がん撲滅のための活動を展開。2004年に発売した黄色のリストバンドは世界的な反響を呼んだ。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報