ランセ(その他表記)Rancé, Armand Jean Le Bouthillier de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランセ」の意味・わかりやすい解説

ランセ
Rancé, Armand Jean Le Bouthillier de

[生]1626.1.9. パリ
[没]1700.10.27. ソリニラトラップ
シトー会の修道士。トラピスト修道会とも呼ばれる厳律シトー会の創設者。貴族の家に生れ,若年でラ・トラップ修道院の大修院長禄受領者となり,文献学者,説教者として名声を得た。 1657年から 60年の間に信仰生活に目ざめ,財産,聖職禄を放棄して 64年ラ・トラップ修道院に入り,その院長となる。 14世紀後半以後世俗化の嵐を浴び衰微していたシトー会の刷新に着手,成功した。主著『修道生活の聖性と義務』 Traité de la Sainteté et des devoirs de la vie monastique (1683) は彼の修道生活の理想を論じたものであるが,学問を排斥するなど従来の修道に反するところが多く,同時代のベネディクト会士 J.マビヨンとの長い論争を招いた。

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