20世紀西洋人名事典 「ラーザリカガノビチ」の解説
ラーザリ カガノビチ
Lazar’Moiseevich Kaganovich
1893.11.22 - 1963.?
ソ連の革命運動家,政治家。
元・ソ連邦共産党中央委員会幹部会員。
キエフ生まれ。
ユダヤ人出身で製靴工場に勤め、1911年ボルシェビキに入党。地下活動のため数次にわたって逮捕される。’17年十月革命で地方の決起を指導。’25〜’28年ウクライナ共産党第一書記を経て、’30年モスクワ市党委員会第一書記となる。同年よりソ連邦党中央委員、政治局員。都市建設、重工業、運輸などに活躍し、スターリン政治体制の確立に貢献する。’53年第一副首相となるが、’57年フルシチョフらと対立し、反党グループとして解任され失脚。妹ローザは故スターリンの夫人。著書に「ロシア共産党の組織構成」(’25年)、「モスクワ等都市再建論」(’31年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報