ラージャスターンの丘陵要塞群(読み)ラージャスターンのきゅうりょうようさいぐん

世界遺産詳解 の解説

ラージャスターンのきゅうりょうようさいぐん【ラージャスターンの丘陵要塞群】

2013年に登録された世界遺産(文化遺産)。登録された資産は、インド北西部のラージャスターン州にある周囲20kmにわたり広がるチットールガル、カンプホールガー、サワイマドプール、ジャラワル、ジャイプールジャイサルメールという6つの荘厳な砦で構成された城砦群。外周20kmにも及ぶ城砦の建築物は、インドとイスラム折衷様式で、8~13世紀にかけてこの地で栄華を保ったラージプート王侯の権勢を今日に伝えている。防壁に囲われていた城砦の内部には、都市市街地、王宮、交易所、そして寺院も含めた他の建造物があり、それらの多くは、城砦建造以前からここに存在しており、学問や音楽、芸術の発展を支えてきた。城砦の中にあった市街地には、現存するものもあり、そこには寺院などの宗教的な建物も多い。城砦は、周囲を監視することで防衛を図るためのものなので、砂漠や丘、川、深い森などが一望できる景色のよさも魅力だ。なお城砦の中には、農耕用水利施設もあり、これらは現在も利用されている。◇英名はHill Forts of Rajasthan

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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