ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リオンヌ」の意味・わかりやすい解説
リオンヌ
Lionne, Hugues de
[没]1671.9.1. パリ
フランスの外交官,政治家。ドーフィネの貴族の出身で,リシュリュー公の時代に外交官をつとめた A.セルビアンの甥。 J.マザランの時代に重要な外交交渉に専念し,とりわけピレネー条約の締結 (1659) に大きな役割を果した。 1663年外務卿に就任し,ドーバー条約 (70) をひそかに結んでイギリスに中立を保障させ,オランダ戦争の準備に力を注いだ。
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