リオンフォイヒトワンガー(その他表記)Lion Feuchtwanger

20世紀西洋人名事典 の解説

リオン フォイヒトワンガー
Lion Feuchtwanger


1884.7.7 - 1958.12.21
ドイツの小説家,劇作家
ミュンヘン生まれ。
ユダヤ系のドイツ人で歴史小説や政治小説で世界的に著名。早くから劇評等で自立し、1925年歴史小説「ユダヤ人ジュース」を発表し、ベストセラーとなった。’30年バイエルンの保守的精神状況を批判した「成功」を発表。反戦主義的傾向のためナチスに迫害され亡命。フランスを経て米国に移住し、反ファシズム活動を盛んに展開。「にせのネロ」(’36年)、「ゴヤ.認識の苦しい道」(’51年)、「偶者の知.ジャン・ジャック・ルソーの死と変容」(’52年)等歴史小説でアクチュアルな問題を扱い、真剣さと娯楽性を兼備すると評価された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android