リガ歴史地区(読み)リガれきしちく

世界遺産詳解 「リガ歴史地区」の解説

リガれきしちく【リガ歴史地区】

1997年に登録されたラトビアの世界遺産(文化遺産)で、タウガバ川がリガ湾に注ぐ河口より10kmほど遡ったところに位置する、首都リガの旧市街と新市街。町の始まりは1200年で、同年、ブレーメン司教アルベルトによって聖堂兵舎が築かれ、1255年には大司教座が置かれた。1282年に、北ドイツの有力な都市連合、ハンザ同盟に加わり、13~15世紀にバルト海東岸の商業の中心地として、ロシアと西ヨーロッパ地域を結ぶ交易によって繁栄した。旧市街には、中世ドイツの商業都市の特徴が見られ、とりわけハンザ同盟時代の町並みがよく残されている。ほぼ中心部にあるリガ大聖堂をはじめ、聖ヨハネ聖堂、聖ペテロ教会堂は13世紀に建てられた。リガ大聖堂は、その後18世紀まで増改築が繰り返されたため、ロマネスクゴシックバロックなど、さまざまな建築様式が見られる。このような景観が評価され、世界遺産に登録された。◇英名はHistoric Centre of Riga

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む