リガ湾(読み)リガわん

百科事典マイペディア 「リガ湾」の意味・わかりやすい解説

リガ湾【リガわん】

バルト海東部湾入ラトビアエストニアに接し,湾口にはサーレマー島ムフ島が大きく横たわっている。面積は1万8000km2,最深は54mで,12月から4月までは結氷する。主要港としては,ラトビアのリガとエストニアのパルヌがある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リガ湾」の意味・わかりやすい解説

リガ湾
リガわん
Rīgas Jūras Līcis

ロシア語では Rizhsky zaliv。ラトビアおよびエストニアに囲まれた湾。バルト海東部の支湾で,湾口はエストニア領のサーレマ,ヒーウマの両島でほぼふさがれている。湾の幅は 70~140km,奥行は約 150km。氷河時代以後ゆるやかな起伏をもつ浸食平野が沈降して形成されたもので,全体を浅い大陸棚が占め,最大水深 54m,平均 28m以下。ダウガバ (西ドビナ) 川が湾奥に流入し,その河口近くに湾内最大の港でラトビアの首都であるリガが位置する。湾岸には遠浅砂浜海岸が発達し,ピャルヌユールマラなど多くの保養地がある。 12月から4月までが結氷期。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「リガ湾」の意味・わかりやすい解説

リガ湾
りがわん
Рижский Залив/Rizhskiy Zaliv

エストニア、ラトビア両共和国に面するバルト海の湾入。英語名Gulf of Riga。南北長174キロメートル、東西幅100キロメートル、面積1万8000平方キロメートル。南から西ドビナ川が流入する。湾口部には湾をふさぐ形でサーレマー島が横たわる。12月から4月まで結氷する。南岸ラトビア共和国の首都リガ、北岸エストニア共和国のピャルヌの都市がある。

[宇根 寛]

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