20世紀西洋人名事典 「リチャード・C.ジェブ」の解説
リチャード・C. ジェブ
Richard Claverhouse Jebb
1841 - 1905
英国の古典学者。
ケンブリッジ大学教授。
ケンブリッジ大学で学び、グラスゴー大学教授を経て、1889年から没年までケンブリッジ大学ギリシア学教授の座にいた。1900年にはサーの称号を得ている。イギリスの古典教育の理想とされる、洗練された文章を古典期のギリシア語とラテン語でつづり体現、教養人の典型と目されていた。主な著作に、デモステネスに至って完成される古典期アテナイの散文の発展前史を検討した「アッティカの弁論家たち」(1876年)、「バッキュリデス注釈」(1905年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報