日本大百科全書(ニッポニカ) 「リッペ」の意味・わかりやすい解説 リッペりっぺLippe ドイツ北西部、ノルトライン・ウェストファーレン州北東部の歴史的地方名。トイトブルクの森の南西部分を含むデトモルト市周辺地域をいう。1939年まで独立の州をなし、面積1215平方キロメートル、人口18万9000(1939)であった。この地の領主リッペ家の史料初見は1123年。同家は伯権をもち、多くの司教を輩出し、1529年には帝国伯となった。17、18世紀に多くの分家に分かれ、1866年プロイセンに併合。[瀬原義生] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例