1988年に登録、1991年に登録内容が変更されたペルーの世界遺産(文化遺産)で、同国中部の太平洋に面した首都リマに位置する。1535年、インカ帝国のコンキスタドール(征服者)でスペイン軍ペルー総督のフランシスコ・ピサロが建設した。バロック様式とアンダルシア風の様式のサン・フランシスコ修道院やバロック様式のサン・ドロペ教会、青タイルに特徴のあるサント・ドミンゴ教会、スペイン植民地時代の邸宅であるトーレ・タグレ邸(現在は外務省庁舎)、ラ・インキシシオン宮殿(現在は宗教裁判所博物館)、大統領府など、歴史的建造物が数多く残っている。1988年にサン・フランシスコ修道院とその聖堂が世界遺産に登録され、1991年に登録範囲は歴史地区全体に拡大された。◇英名はHistoric Centre of Lima