ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リュプケ」の意味・わかりやすい解説
リュプケ
Lübke, Heinrich
[没]1972.4.6. ボン
西ドイツの政治家。ベルリン,ミュンスター両大学で農学,国民経済学,哲学を学んだ。 1926年中小農民の諸団体を総合し,その指導者として活躍。 31年プロシア州議会の中央党議員となったが,33年ナチス・ドイツによりすべての公職から追放,投獄された。 35年ベルリンの建築会社に勤務,45年以来キリスト教民主同盟党員,ノルトラインウェストファーレン州政府閣僚を経て,49~50,53~59年連邦議会議員。 53年 10月第2次アデナウアー内閣の農相。 59年7月1日西ドイツ第2代大統領に就任し,64年6月再選,69年3月辞任。農業問題に取組み,第2次世界大戦後の荒廃した西ドイツに緑をもたらした「緑化計画」の創始者である。
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