リン酸トリエチル(読み)リンさんトリエチル(その他表記)triethyl phosphate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リン酸トリエチル」の意味・わかりやすい解説

リン酸トリエチル
リンさんトリエチル
triethyl phosphate

化学式 (C2H5O)3PO 。リン酸エチルエステル一つエチルアルコール塩化ホスホリルを作用させて得られる。沸点 215℃の液体。エチルアルコール,エーテル可溶。水にも溶けるが一部分解する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のリン酸トリエチルの言及

【エステル】より

…亜硝酸アミルC5H11ONOは快香をもつ液体(沸点96℃)で,血管を拡張する作用があるため狭心症の治療薬として用いられる。リン酸のエステルであるリン酸トリエチルは無色の液体(沸点216~217℃)で,ニトロセルロースや酢酸セルロースの溶剤として用いられたり,ゴムや合成樹脂の可塑剤として用いられる。また,リン酸エステルは生体内で多く見いだされ,生命現象に重要な役割を果たしている。…

※「リン酸トリエチル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む