ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リーシュマン」の意味・わかりやすい解説
リーシュマン
Leishman, Sir William Boog
[没]1926.6.2. ロンドン
イギリスの軍医で病理学者。 1886年グラスゴー大学を卒業,軍医となり,90~97年インドに駐在した。その間,リーシュマン染色法を開発し,これを用いて 1900年にカラアザールの病原体を発見,インドの衛生局に勤務していた C.ドノバンが 03年にこれを確認し,以来リーシュマニア・ドノバニと呼ばれている。 03年シルバンク軍医学校病理学教授になり,23年,軍医総監。腸チフスのワクチンを開発して第1次世界大戦中にはチフス予防に功績が大きかった。
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