リートベルト法(読み)リートベルトほう

最新 地学事典 「リートベルト法」の解説

リートベルトほう
リートベルト法

Rietveld method

粉末回折データによる結晶構造の精密化に用いる方法で,H.M.Rietveldが提唱。モデルに基づいて計算した個々の回折線プロファイル強度を,最小二乗法を用いてパターン全体において最適化し,モデル関数のプロファイルおよび構造パラメーターを精密化する。プロファイル強度を観測値として用いるため,反射が重なった領域のデータも活用でき,粉末法の解析精度を向上させた。近年,放射光の利用など,高分解能粉末回折データの併用により,沸石など,かなり複雑な結晶構造が解析できるようになった。構造解析以外に,混合物の定量,結晶子の径や歪み測定などにも使用できる。同じくパターンフィッティングを用いて,パターンの一部あるいは全体を分解するパターン分解法とは区別される。参考文献H.M.Rietveld(1969) J. Appl. Cryst.,Vol.2:65

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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