20世紀西洋人名事典 「ルイクーチュラー」の解説
ルイ クーチュラー
Louis Couturat
1868 - 1914
フランスの哲学者,数学者。
エコール・ノルマルに師事し、1899年までトュールーズ等の大学で教える。数学的論理学の重要性を広め、ラッセルの論理主義の先駆者的立場となった。博士論文では「数学的無限について」(1896年)で無限概念の存在を主張した。1901年にその後の哲学史研究に多大な影響を与えた「ラプニッツの論理学」を書いた。晩年は合理主義の立場に基づき、国際共通後「イド」の普及、発展に尽力した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報