ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルステム・パシャ」の意味・わかりやすい解説
ルステム・パシャ
Rüstem Paşa
[没]1560
オスマン帝国の大宰相。クロアチア人といわれる。幼くして宮廷に徴用された。ディヤルバクル,アナドル知事を経て 1539年スレイマン1世とフッレムの娘ミフリマーフと結婚。 44年,大宰相に就任。6年後,王子ムスタファ暗殺の責任を負わされて辞任したが,54年再び大宰相になり,以後死ぬまでこの職にあった。国庫財政の蓄積に力を尽したが,彼自身も莫大な財産を蓄積した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報