ルチジン(その他表記)lutidine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルチジン」の意味・わかりやすい解説

ルチジン
lutidine

化学式 C5H3N(CH3)2タール塩基類の一種。タールの塩基成分から分留して得られる無色液体で,弱塩基性。水,アルコールベンゼンに溶ける。6種の異性体があるが,2,4-ルチジン (沸点 157℃) と,2,6-ルチジン (沸点 143℃) が主成分。ともにコールタールおよび骨油中に存在する。医薬品,ゴム加硫促進剤,合成樹脂原料,クロマトグラフィー用の展開剤などに利用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む