20世紀西洋人名事典 「ルネユイグ」の解説
ルネ ユイグ
René Huyghe
1906.5.3 -
フランスの美術史家,美術批評家。
アラス生まれ。
1927年ルーブル美術館に入る。’37〜51年同館絵画部長を務める。ルーブルで、絵画の修復、洗浄に新しい体系を確立する。一方、’30年以来美術雑誌「ラムール・ド・ラール」を主宰、’45年には「カドリージュ」を創刊し、評論活動も行う。’51年コレージュ・ド・フランスの教授として造形心理学を担当する。’60年アカデミー・フランセーズ会員に選ばれる。美術史においては、心理学的洞察を深め、芸術心理学的考察を体系化する。著書に「見えるものとの対話」(’55年)、「イメージの力」(’65年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報