ル・メール(その他表記)Le Maire, Maximilian

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ル・メール」の意味・わかりやすい解説

ル・メール
Le Maire, Maximilian

オランダ東インド会社平戸商館長。 1640年平戸商館の上級商務員として在勤中,江戸幕府が商館長の毎年交代を命じたため,翌年2月 10日 F.カロン後任となった。この年5月,江戸参府中に商館の長崎移転を命じられ,6月 24日平戸を去って翌日長崎出島に移った。同年 11月1日 J.エルセラック任務を引継いで2日後長崎を去り,42年1月バタビアに着いて総督に報告,のちタイオワン長官となった。その日記が『平戸オランダ商館の日記』第4集 (永積洋子訳) と『長崎オランダ商館の日記』第1集 (村上直次郎訳) にみえる。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ル・メール」の解説

ル=メール Le Maire, Maximiliaen

?-? オランダの貿易商
寛永17年(1640)商務員として来日。18年カロンにかわり商館長となり,幕府命令で商館を平戸から長崎に移転。このときから商館長は毎年交代となった。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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