20世紀西洋人名事典 「ルードルフオイケン」の解説
ルードルフ オイケン
Rudolph Eucken
1846.1.5 - 1926.9.14
ドイツの哲学者。
元・イェーナ大学教授,元・ハーバード大学教授。
アウリヒ生まれ。
ギムナージムで教鞭をとり、その後1871年バーゼル大学教授、’74〜1920年までイエナ大学教授を歴任。この間、’12〜13年までハーバード大学教授をつとめる。自然科学的唯物論、実証主義に意義を唱え、生の意味を追究する新理想主義を説き、’08年ノーベル文学賞を受賞。彼の哲学概念は精神的生であり、人間は倫理的な反省、行為によって高い精神的生に達し、それによってのみ人間存在に意義が生ずると説いた。主な著書に「精神的生の統一」(’88年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報