物論(読み)ブツロン

デジタル大辞泉 「物論」の意味・読み・例文・類語

ぶつ‐ろん【物論】

人々の間で行われる論議。また、その騒ぎ。物議。「物論が沸騰する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「物論」の意味・読み・例文・類語

ぶつ‐ろん【物論】

  1. 〘 名詞 〙 人々の論議。世人評論。物議。
    1. [初出の実例]「物論多時帰盛徳、未長詠卜居篇」(出典:蕉堅藁(1403)薫自南新居有詩見寄、聊用其韻答之)
    2. [その他の文献]〔晉書‐謝安伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「物論」の読み・字形・画数・意味

【物論】ぶつろん

世論世評。〔石林燕語、八〕端拱の初、宋伯知擧となり、二十人を取る。物論喧然(けんぜん)たり。以爲(おも)へらく、材多しと。~是(ここ)に於て再び九十九人を取る。

字通「物」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android