化学辞典 第2版 「ルーバー型分級器」の解説
ルーバー型分級器
ルーバーガタブンキュウキ
louver type classifier
固体粒子を含む気流の方向を案内羽根(ルーバー)に従って変えると,粗粒はその慣性力が大きいため方向を変えることはないが,慣性力の小さな微粒子は案内羽根に従ってその方向を変える.この仕組みを使って分級する装置.容器のなかに案内羽根を並べ,その上方から粒子を含む気体を送り込み,案内羽根の外から気体を吸引する.微粒子は気体と流れに従い吸い込まれ,粗粒はそのまま下側の出口から排出する.圧力損失が小さいという特徴をもつ.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報