20世紀西洋人名事典 「レオブロウウェル」の解説
レオ ブロウウェル
Leo Brouwer
1939.3.1 -
キューバの作曲家,ギター奏者。
キューバ映画芸術研究所実験音楽部門部長,ハバナ交響楽団副指揮者。
ハバナ生まれ。
ラテン・アメリカを代表する現代音楽の旗手。ギターを13歳で始め、ハバナ音楽院で学ぶ。1959年米国に留学し、ジュリアード音楽院、ハートフォード大学で学ぶ。’61年ヘルシンキの国際音楽祭に出演。’60〜62年キューバ映画芸術研究所音楽部門副部長、’61〜67年ハバナ音楽院作曲家教授などを経て、ハバナ交響楽団副指揮者。作曲家としては独創的な感覚と知性をもち、その手法も民族的・民衆的なものから前衛的・実験的なものまで多彩な能力を発揮。ギター奏者としてもその演奏は完全な自発生を備え、技術が音楽性と密着し、当代一流の人材といえる。’80年初来日。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報