20世紀西洋人名事典 「レオワイベル」の解説
レオ ワイベル
Leo Waibel
1888 - 1951
ドイツの地理学者。
キール大学、ボン大学教授を歴任。農業地理学、米国などの地域研究で優れた研究業績を上げる。A.ヘットナーなどの高弟で、J.シュミットヒューゼン、K.J.ペルザー等の逸材を育てる。1933年「農業地理学の諸問題」で経済生態系とも言うべき「Wirtschaftsformation」という概念を作り、それを中心にした地理学研究法を提唱して地理学発展に寄与。’37年ナチによりボン大学を追われ、’39年アメリカに渡り、ウィスコンシン大学客員教授。’45年からブラジル国立地理院で地域開発の推進などで活躍。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報