農業地理学(読み)のうぎょうちりがく(その他表記)agricultural geography

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「農業地理学」の意味・わかりやすい解説

農業地理学
のうぎょうちりがく
agricultural geography

地球上の人間の経済活動うち,とくに地表 (自然環境) との関連の深い農業活動を地理学的観点から究明しようとするもので,経済地理学の一分野。農業は気候土壌などの自然的要素との関連が深く,また共通した農業経営の型は面的に分布して地域区分がなされやすいことなどから,農業地理学は早くから発達した。特に食糧生産の増大,有効適切な土地利用や農村安定は国の基本的問題であることから,農業地理学は重要な地理学の一つとなっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む