れこしき

精選版 日本国語大辞典 「れこしき」の意味・読み・例文・類語

れこ‐しき

  1. 〘 名詞 〙 ( 「れこ」は「これ」を逆にした語。「しき」は接尾語 ) 事柄性質内容程度などが問題とするに足りないほどであること。これしき。また、ある事物人物場所などをわざとぼかしてさし示す語。れこ。
    1. [初出の実例]「おんなじ蝋燭屋ならお店がよからう、第一れこしきが光らア」(出典:洒落本・船頭深話(1802)二)
    2. 「屠蘇のお銚子もれこしきだは」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android