レゾン・デタ(その他表記)raison d`État

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レゾン・デタ」の意味・わかりやすい解説

レゾン・デタ
raison d`État

国家理性国家理由と訳す。国家生存を維持し,強化するためにとるべき準則をいう。実際には国家目的のためには,一切の道徳ないし規範を無視して行動することが許されるとする国家的エゴイズムを肯定する根拠として援用されてきた。これは必然的に権力政治に帰着する。この考えを最初に表明したのはマキアベリであったが,その後ジョバンニ・ボテロや H.グロチウスによって理論的に発展させられ,1648年のウェストファリア条約締結 (→ウェストファリアの講和 ) のときに支配的な理念となった。そしてこの考えは今日においてもなお,国際政治において根強く生き続けている。

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