レッチェン峠(読み)レッチェントウゲ

デジタル大辞泉 「レッチェン峠」の意味・読み・例文・類語

レッチェン‐とうげ〔‐たうげ〕【レッチェン峠】

Lötschenpaß》スイス中南部、ベルナーアルプスにある峠。標高2690メートル。ベルン州バレー州境界に位置する。14世紀より、トゥーン湖付近からローヌ川の谷を結ぶ通路として使用された。峠の下にはレッチュベルクトンネル、およびレッチュベルクベーストンネルが通る。レッシェン峠

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「レッチェン峠」の意味・わかりやすい解説

レッチェン峠
れっちぇんとうげ
Lötschenpaß

スイス南西部のベルンアルプスにある峠。氷河に囲まれた2690メートルの高所にある。ベルン州のカンダー谷とバレー州のレッチェン谷を結ぶ道が通ずるが、自動車による通行はできない。ベルンからブリークに至るレッチュベルク鉄道が、峠の下を長さ14キロメートルのトンネル(1907~1913建設)をうがって通過している。

[前島郁雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レッチェン峠」の意味・わかりやすい解説

レッチェン峠
レッチェンとうげ
Lötschenpass

スイス南部,ベルン州とバレー州の境界をなすベルナーオーバーラント中の峠。標高 2690m。トゥーン湖方面からカンダーシュテークを経てローヌ川の谷に出る比較的容易な通路として,14世紀から利用された。峠の下には長さ1万 4612mのレッチベルク・トンネル (1913完成) があり,ベルンから北イタリアへ向うシンプロン・トンネル経由の列車が通る。

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