レビツキー(その他表記)Dmitrii Grigor'evich Levitskii

改訂新版 世界大百科事典 「レビツキー」の意味・わかりやすい解説

レビツキー
Dmitrii Grigor'evich Levitskii
生没年:1735-1822

ロシア肖像画家。キエフ生れ。銅版画家の父から絵を学び,その後ペテルブルグでA.P.アントロポフに師事する。1770年アカデミー会員となる。エカチェリナ2世をはじめ宮廷人,豪商,教育家,慈善事業家などの肖像画を制作し,宮廷のサロン絵画の伝統に写実的な表現を加えた。73-76年に制作されたスモーリヌイ女子学院の学生たちをテーマとしたロココ様式一連の作品は秀作
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レビツキー」の意味・わかりやすい解説

レビツキー
Levitskii, Dmitrii Grigor'evich

[生]1735. キエフ
[没]1822.4.4. ペテルブルグ
ロシアの画家。 1752年からキエフの A.アントロポフのもとで修業したが,F.ロコトフの肖像画に影響を受けた。 71年ペテルブルグの美術アカデミーの教授となってから,ロココ的感覚貴族の肖像画を描き名声を博した。また女子学生像も得意とし,心理的描写を含んだ親しみやすい作品が多い。主要作品『スモリヌイ学院のネリドワ嬢』。

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