デジタル大辞泉 「レビー小体病」の意味・読み・例文・類語 レビーしょうたい‐びょう〔‐セウタイビヤウ〕【レビー小体病】 中枢神経系や自律神経系にレビー小体が多く集まることによって起こる神経変性疾患の総称。シャイ・ドレーガー症候群、パーキンソン病、レビー小体型認知症などが含まれる。[補説]レビー小体が自律神経系に出現するとシャイ・ドレーガー症候群や純粋自律神経不全症に、脳幹に蓄積するとパーキンソン病に、大脳皮質にも広がるとレビー小体型認知症になる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「レビー小体病」の意味・わかりやすい解説 レビー小体病れびーしょうたいびょうLewy body disease 脳内にレビー小体を有する疾患の総称。レビー小体とは、α(アルファ)シヌクレインを主成分として脳内に蓄積する構造物である。よく知られる「レビー小体型認知症」のみならず「パーキンソン病」「認知症を伴うパーキンソン病」そして「純粋自律神経不全症」の4病型が含まれる。いずれもパーキンソニズム(運動障害)、認知機能障害・精神症状、自律神経障害を呈しうる。[朝田 隆 2023年5月18日][参照項目] | パーキンソン症候群 | レビー小体型認知症 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例