ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レーバーン」の意味・わかりやすい解説
レーバーン
Raeburn, Sir Henry
[没]1823.7.8. エディンバラ
スコットランドの画家。 1771年頃,金細工師 J.ギリランドの徒弟となり,75年に肖像画家 D.マーティンの指導を受けたが,ほとんど独学で肖像画家となった。 80年に富裕な未亡人と結婚し,85年ロンドンを訪れて J.レイノルズに出会い影響を受ける。 87年にエディンバラに帰り,その後は同地で活躍,「スコットランドのレイノルズ」と称されるほど,同地の貴族や名士の肖像を多く描いた。 1812年エディンバラ芸術家協会会長,15年ロイヤル・アカデミー会員となり,22年ナイト爵を授与され,スコットランドにおけるジョージ4世付きの画家となった。主要作品『妻の肖像』 (1790頃,マウントバッテン伯爵夫人) ,『ニュートン卿像』 (1806~11,ローズベリ伯爵) 。
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