ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロイスブルーク」の意味・わかりやすい解説
ロイスブルーク
Ruysbroeck(Ruusbroec), Jan van
[没]1381.12.2. グルーネンダール
フランドルの神秘思想家。 1317~43年ブリュッセルのサントグードル教会の司祭。 43年ワーテルロー近郊グルーネンダールにアウグスチノ会修道院を創設,その初代院長として瞑想,神秘的著作および社会感化の実践活動に献身。彼の教説と運動はのちの「近代敬虔」 devotio moderna運動のみならず,フランス,ドイツなどの神秘神学に多大の影響を与えた。主著『祝福の鏡』 De Spieghel der ewigher Salicheit,『霊的満潮の尊貴』 Die Chierheit der gheesteliker Brulocht (1350) 。
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