20世紀西洋人名事典 「ロイメドベージェフ」の解説
ロイ メドベージェフ
Roy Aleksandrovich Medvedev
1925 -
ソ連の歴史家。
グルジア共和国出身。
父はソ連軍政大学教官を務めた哲学者で、1930年代の粛清の犠牲者、生物学者で双生児の弟ジョレスがいる。レニングラード大学で哲学を専攻、卒業後教育学アカデミー研究員となる。’56年共産党入党、マルクス主義歴史家で、スターリン主義とスターリン体制に歴史的批判を提起、’69年党から除名、’71年からソ連国外で「共産主義とは何か」、「ソ連における少数意見」(’77年)等を次々に出版しスターリン批判を展開、現代マルクス主義と現代ソ連論の分野で理論的貢献をなす。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報