普及版 字通 「ロ・くろい」の読み・字形・画数・意味

28画
[字訓] くろい
[説文解字]

[字形] 形声
声符は盧(ろ)。盧に黒の意がある。〔説文〕十上に「齊にて
きを謂ひて
と爲す」と斉の語とするが、盧声の字に黒の意をもつものが多く、通語であろう。〔書、文侯之命〕に「盧弓一・盧矢百」、〔左伝、僖二十八年〕に「
(ろ)弓矢千」とあるものは、金文に「
弓
矢」というもので、古くは
の字を用いた。
は黒の漆塗りで、朱塗りのときは「
弓(とうきゆう)
矢」という。[訓義]
1. くろ、くろい。
2. はなはだしく黒い。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕
クロシ[語系]
・盧・
・
laは同声。みな黒の意がある。金文に
、〔書〕には盧を用いるが、みな黒漆をいう。[熟語]
矢▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

