百科事典マイペディア 「ロケット観測」の意味・わかりやすい解説 ロケット観測【ロケットかんそく】 ロケットを利用する大気の超高層の観測。第2次大戦後ドイツのV-2号などを利用して主として米国で開発され,180kmぐらいの高度まで打ち上げられている。太陽,宇宙線,電離層,地磁気,宇宙塵などのほか,気温,気圧などの気象要素,高空大気の組成の研究などが行われる。観測値の地上への伝送は電波によるテレメーター,パラシュートによる回収などで行われ,ロケットの飛行経路はレーダーやカメラ,望遠鏡などで正確に追跡される。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報