現代外国人名録2016 「ロジェグルニエ」の解説
ロジェ グルニエ
Roger Grenier
- 職業・肩書
- 作家 ガリマール書店顧問
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1919年9月19日
- 出生地
- ノルマンディー地方カルバドス県カーン
- 学歴
- クレルモン・フェラン大学文学部卒
- 受賞
- フェミナ賞(1972年度)「Ciné-roman(シネ・ロマン)」,アカデミー・フランセーズ中短編文学大賞(1975年度)「水の鏡」
- 経歴
- ジャーナリストの道に入り、1944〜47年「コンバ」紙、’48〜63年「フランス=ソワール」紙の記者として精力的に活動、国営テレビ放送にも関与した。’64年よりガリマール書店文芸部顧問。一方、’30年代の遠い青春期の日々に照明を当てた「Les embuscades(待伏せ)」(’58年)以降、長編小説群の作家として広く知られる。その中の一編「Ciné-roman(シネ・ロマン)」(’72年)により’72年度のフェミナ賞を受賞。さらに「水の鏡」では’75年度アカデミー・フランセーズ中短編文学大賞を受賞した。他の作品に長編小説「夜の寓話」(’77年,のち邦題「編集室」に改題)、中編「黒いピエロ」「六月の長い一日」、短編集「フラゴナールの婚約者」「別離のとき」、エッセイ「チェーホフの感じ」(’92年)、「フィッツジェラルドの午前三時」(’95年)、「ユリシーズの涙」(’98年)、「写真の秘密」(2010年)など。一時、ルノード賞の審査員を務めたこともある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報