ロチャ県(読み)ロチャ(その他表記)Rocha

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロチャ県」の意味・わかりやすい解説

ロチャ〔県〕
ロチャ
Rocha

ウルグアイ南東端の県。県都ロチャ。南と東は大西洋に面し,北東はブラジルと国境を接する。大部分低地から成り,沿岸には潟湖が発達,北東部には北のトレインタイトレス県およびブラジルにまたがってメリン湖 (ブラジルではミリン湖) が広がる。主産業は牧畜で,内陸部を中心にウシ,ヒツジの飼育が盛ん。ほかに養豚,養鶏や,トウモロコシコムギヒマワリなどの栽培も行われる。沿岸には砂浜海岸が連なり,植民地時代のサンミゲル,サンタテレサなどの要塞が保存されているため,観光・保養地としても発展している。県内をブラジルへ通じる沿岸道路が通るほか,首都モンテビデオからの鉄道が県都を経て大西洋岸のラパロマまで通じる。面積1万 551km2。人口6万 6601 (1985) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android