サンミゲル(その他表記)San Miguel

デジタル大辞泉 「サンミゲル」の意味・読み・例文・類語

サン‐ミゲル(San Miguel)

中央アメリカエルサルバドル東部にある都市同国第3の都市で、サンミゲル県の県都内戦が続いた1980年代に町が荒廃したが、終結後に復旧が進められた。フランシスコ‐ガビディア国立劇場がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンミゲル」の意味・わかりやすい解説

サンミゲル
San Miguel

エルサルバドル東部の都市。同名県の県都。首都サンサルバドルの東南東約 110km,サンミゲル火山の北東麓にあり,グランデデサンミゲル川にのぞむ。 1530年スペイン人が建設。パンアメリカン・ハイウェーと幹線鉄道が通る交通の要地にあり,東部の商業中心地として発展。周辺の農業地帯に産する綿花穀物家畜,酪農製品,コーヒーヘネケン (繊維植物) などが集散されるほか,綿織物ロープ皮革などの工業が立地。市街は 1917年の地震で大破したが,のち再建。植民地時代のスペイン人住居や 18世紀の大聖堂などが保存されており,近郊にはインディオの集落跡がある。人口 18万 3449 (1987推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンミゲル」の意味・わかりやすい解説

サン・ミゲル
さんみげる
San Miguel

中央アメリカ、エルサルバドル東部にある都市。首都サン・サルバドルの東方105キロメートル、サン・ミゲル火山東麓(とうろく)に位置する。人口18万2817(1992センサス)、14万3500(2002推計)。1530年に建設され、アイ(藍(あい))の取引で発展した。今日では綿花やヘネケン(サイザル麻の一種)の取引と加工の中心地である。鉄道でサン・サルバドルおよび太平洋岸のラ・ウニオンと結ばれる。

[栗原尚子]

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百科事典マイペディア 「サンミゲル」の意味・わかりやすい解説

サン・ミゲル

エルサルバドルの東部の都市。サン・ミゲル火山の山麓に位置する。1530年にスペイン人によって建設された。道路,鉄道交通の要地で,同国東部の商業の中心地になっている。周辺では綿花,サイザルアサ,コーヒー,サトウキビなどが栽培され,織物,ロープなどの製造が行なわれている。人口15万8136人(2007)。

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世界大百科事典(旧版)内のサンミゲルの言及

【アゾレス[諸島]】より

…行政的には〈自治地方〉をなし,ポンタ・デルガーダ県,アングラ・ド・エロイズモ県,オルタ県の3県に分けられる。主都はサン・ミゲル島のポンタ・デルガーダ。大西洋海嶺およびその支脈上に位置し,多くの岩礁と9個の島からなる。…

※「サンミゲル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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