20世紀西洋人名事典 の解説
ロバート シャーヴァン・ビン
Robert Shaaban bin
1909 - 1962
タンザニアの詩人,小説家。
ヤオ族出身で、ダル・エス・サラームで学んだ後、1930年頃から地元新聞に詩を投稿し始める。全作品をスワヒリ語で発表し、現代スワヒリ文学の創始者となる。作品は処女詩集「言葉の飾り」(’48年)、「自由の戦いの歌」(’67年)をはじめ、スワヒリ語訳「ルバーイヤート」、女性歌手の生涯を描き、傑作といわれる「シティ・ビンティ・サード伝」(’58年)などがあり、’60年アフリカ人作家の最高名誉といわれるマーガレット・ロング記念メダルを受賞し、アフリカのシェークスピアともいわれる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報