20世紀西洋人名事典 「ロバートランシング」の解説
ロバート ランシング
Robert Lansing
1929.6.5 -
米国の俳優。
カリフォルニア州サン・ディエゴ生まれ。
本名Robert Howell Brown。
1946年陸軍に入隊、大坂に赴任し、軍のラジオ放送の仕事に従事。帰国後、インディアナ州のアナウンサーを経て、演劇を学ぶためにニューヨークへ出る。’51年主役のスタンドインで映画に初出演し、舞台「第17捕虜収容所」「リチャード3世」等で注目され、’58年ブロード・ウェイに進出。翌年「4Dマン」(’59年)の主役を演じて本格的な映画デビュー、テレビ・シリーズ「87分署」等で人気を得る。他の作品に「過去のない男」(’66年)、TVM「S.H.E.クレオパトラ・ジャガー」(’80年)など。
ロバート ランシング
Robert Lansing
1864 - 1928
米国の政治家。
ニューヨーク市生まれ。
国際弁護士として名をあげ、ベーリング海国際紛争やアラスカ国境問題で政府法律顧問を務める、1914年ウィルソン大統領の下で国務省顧問を務め、’15年国務長官となる。’17年、中国における日本の権益をめぐり、石井=ランシング協定を結んで、日米間の妥協を図る。’20年辞任。アイゼンハワー政権の国務長官J.F.ダレスは甥。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報