20世紀西洋人名事典 「ロベルトハーベマン」の解説
ロベルト ハーベマン
Robert Havemann
1910 - 1982
ドイツの物理化学者。
元・フンボルト大学教授。
ミュンヘン生まれ。
1932年入党。反ナチ抵抗運動の指導者として第二次大戦中死刑の判決を受けたが、大戦終了とともに救出された。’46年フンボルト大学教授就任。’59年東ドイツ国家功労賞受賞。’64年党および東ドイツの政治体制に対する批判的な言説のため、党および教授職、東ドイツ科学アカデミーから追放されるが、その後も積極的に「社会主義的民主主義」の道を求める発言を続けた。著書「ドグマなき弁証法」(’64年)、自伝「質問、回答、質問」(’70年)、「明日―岐路に立つ産業社会―批判と現実のユートピア」(’80年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報