知恵蔵 「ロボットの安全性」の解説 ロボットの安全性 人と同じ環境で働くサービスロボットや、公道上をロボットが歩く段階に近づいてきたことから、ロボットの分野でも安全性という概念が重視されるようになってきた。大きく分けると、(1)「人に危害を加えないための技術開発」、(2)「人に危害が及んだ場合の法的責任問題」の2つの領域がある。(1)については、経済産業省が2006年度中にガイドラインをまとめる計画。(2)は自律行動するロボットが問題を起こした場合、従来の製造物責任(PL)概念では対応できないのではないかという議論があり、社会的実験や判例の積み重ねが必要だといわれている。 (築地達郎 龍谷大学准教授 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by